１２月１６日（火）の６時間目、本校３年生を対象に、本校の養護教諭に加え、近隣の小中学校でご勤務されている養護教諭の先生方を講師にお迎えし、「性に関する学習」を実施しました。　

　今回の授業では、思春期を迎え、心や身体の変化が大きくなるこの時期に、自分自身を大切にすること、そして相手を尊重することの重要性について学びました。特に、性暴力やデートDVといった、身近でありながら表面化しにくい問題について、具体的な事例をもとに分かりやすく説明していただき、生徒一人ひとりが「自分事」として考える貴重な時間となりました。

　授業の中では、

　・相手の気持ちや意思を尊重すること

　・「いやだ」と感じたときに、その気持ちは大切にしてよいこと

　・困ったときや不安を感じたときは、一人で抱え込まず、信頼できる大人に相談してよいこと

といった点が丁寧に伝えられました。また、学校内外の相談窓口や支援機関についても紹介があり、「助けを求めることは弱さではなく、自分を守るための大切な行動である」ということも確認されました。

　本校では今後も、子どもたちが安心して学校生活を送り、自分と他者を大切にできる力を育むため、計画的に人権教育・性教育に取り組んでまいります。ご家庭におかれましても、ぜひ今回の学習内容をきっかけに、お子さまと「自分を守ること」「相談すること」について話題にしていただければ幸いです。学校としても、引き続き生徒に寄り添い、安心して相談できる環境づくりに努めてまいります。